北京五輪で培った知識や経験を2012年の次回ロンドン五輪へ伝える「五輪引き継ぎ会議」が27日までロンドンで開かれた。国際オリンピック委員会(IOC)と北京、ロンドン両五輪の組織委員会が主体の会議だが、16年夏季五輪招致を目指す東京、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの関係者も参加し、五輪開催のノウハウを吸収した。
東京の中森康弘・招致委員会事務次長は「IOCが将来の五輪に望むトレンドを把握することができた。こういうことをすれば、評価が高まるというヒントが得られた」と話した。各招致都市は詳細な開催計画を説明する「立候補ファイル」を来年2月に提出する。今回の成果をいかに計画に盛り込むかが鍵となる。
ファイル作成を担当する招致推進部の西坂啓之・計画調整課長は「五輪開催では都市のインフラや開発に目が行きがちだが、IOCの姿勢がアスリート第一、競技優先であることを再認識した」という。また会議で話題となったのが北京五輪で目立った競技場の空席問題。「入場券が完売しているのに空席ができてしまった状況の改善も、計画で提示していきたい」と話した。
16年五輪の開催都市が決まるのは来年10月のIOC総会。立候補ファイル提出後は、IOC評価委員会による来春の現地調査受け入れ、6月に予定されているIOC委員への招致プレゼンテーションと行事は目白押しだ。
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