今月いっぱいで退任する女子ソフトボールチーム「ルネサス高崎」の宇津木妙子総監督(55)が9日、高崎市西横手町のルネサステクノロジ赤城クラブで退任記者会見を開き、ソフトボールの普及や五輪競技復活にかける熱い思いなどを語った。
宇津木総監督は「チームは昨年、麗華(宇津木麗華監督)の指揮で日本リーグ、全日本総合、国体(県代表の主力)で3冠。日本代表は北京五輪で金。自分の夢を、みんながかなえてくれた。これを機に、もっと普及活動に力を入れたい」と、さばさばした表情で退任の動機を話した。
シドニー(2000年)、アテネ(04年)両五輪のソフトボール女子日本代表チームも含め、監督生活での一番の思い出は、シドニー五輪での銀メダルとし、「徹底的にやるべきことをやった上での銀。ソフトを日本で認知してもらえたと思う」と振り返った。
当面の課題は、ソフトの五輪競技復活。6月にもIOC(国際オリンピック委員会)下部組織が2016年五輪での復活競技を内定するとみられるといい、それまでに欧州で何らかの普及活動をしたいという。また、「上野(由岐子投手)に続くピッチャーが出ないと、五輪競技に復活しても日本は勝てない」と、人材発掘にも意欲を示した。
今後は子ども向けの教室などで全国を回りたいといい、「(背番号)32番は脱ぐが、ユニホームは一生着るつもり。カッコいいデザインを思案中」と、時折、笑顔を見せて話した。
ルネサス高崎の宇津木麗華監督(45)は9日、「(総監督は)チームの枠にとどまる人ではない。多くの人に頼られ、『世界の宇津木』として頑張ってほしい」と期待を込めた。
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